Bonjour!Ça va? こちらは、いわしもさばです。
▲だいぶ甘えんぼうになったいわし。飛び上がったり高いところに登ったりで、かなり一人遊びも楽しそうです。
この週末は、20年度1次隊の送別会にかこつけて、赴任後はじめて首都に行ってきました♪
隊員用語(?)で首都に上京することを「首都に上がる」って言います。っていっても、あたしはバスで1時間半程度の距離で、かなり近い部類にはいるのですが。
目的の半分は、買い物!そう、赴任して1ヶ月ちょっと、やっと任地では何が手に入らなくて、自分には何が必要かがわかってきたので、バックパックを担いで行って来ました。買ったものは、やかん・洗面台の鏡(って、洗面台崩れ落ちたままだけど)・お茶保存用のボトル・スープ類・粉ジュース・中華系調味料・コンディショナー類。後は、JICA事務所で、活動の参考になる資料ももらってきました♪
こう書くと、たいしたことないな・・・。でも、やっぱり首都には、本当にたくさんのお店があって、ほしいものは(だいたい)手に入る。普段、自炊ばっかりの質素なおいらですが、どうしても食べ物のバリエーションが少ないので、調味料は大事だったりするのです。すごい暑くてバックパックは重かったけど、テンションをあげてがんばって調達!やったー!
▲ゲットしたチリソース・オイスターソース・ヌクマム(魚醤)。カレーパウダーも購入。こっちは、元隊員の方からのプレゼント。憧れのカレールー!
←いわしには、彼女の笑顔がみたくて、ネコ缶も♪
昼前は、グランマルシェ前で、ワールドカップ観戦!中継しているお店を探したかったけど、暑すぎて歩けず、ふと見つけた電気屋さんの前でいすを出してきて観戦。ブルキナベにとっては、知らない国同士の対決なんだけど、私たちを最前列に座らせてくれ、ふと振り返るとすごい人だかりに。みんな日本を応援してくれて、ゴールしそうな時とかはかなり盛り上がりました。(負けちゃったけど、オランダのゴールすごかったね〜!)
午後は隊員連絡所(ドミ)でのんびりして、本などを調達。先輩隊員や同期とも合流し、しばしの日本語トーク。他の人の活動を聞いたり、なんとなく世間話をしたり。普段、フランス語ばっかりで言いたいこといえないので、これが楽しいんだな〜。
そういえば、同期にも「やせた?」って言われたんだけど、ドミで測ってみたら、この1ヶ月ちょっとで5キロ減。もともと太めなので大歓迎ではあるんだが、痩せた箇所がザンネンなので、今後は運動とかもしつつ、健康的にやせたらいいなと思われます。
そして夜は、待ちに待った送別会。50人以上が集まりました。首都でおいしいと評判のイタリアンで、ピザ・パスタ・サラダ・デザートを大満喫!いや〜。生ビールも初めて飲んだし、久々においしいものを食べたー!(超感動) っていうか、食べすぎた!?首都はサンドイッチ(フランスパンに具をはさむだけの屋台のものだけど)も選択肢があるし、お店もたくさんあるし、人は多くて疲れるけど、やっぱり便利って大事だなあ〜と思ったりします。2年間の活動を終えて帰る方たち。「思い残すことはありません!」「日本、楽しみです!」って、すがすがしい笑顔でした。おそろいの現地服とかきて、かわいかったな〜♪
今回、協力隊とは別枠の専門家の方たちにもお会いしました。日本で開発コンサルの仕事をしている方でJICAプロジェクトを担当している方たち、JICAの専門化要請枠で留学されてて、その研究の一環で調査に来ている方。国際協力(どうしても、この「国際協力」って言う言葉に、何か複雑なものを感じるのは私だけ?)って言う分野で働いている方たち。西アフリカはフランス語っていうこともあり、常に人材不足って、よく聞きます。なので、現場で働き、ジェネラリストなりスペシャリストなり、それなりのプロになり、過酷な環境で働く方たち。普段はあまり会わない方たちなので、ちょっとだったけど、お話をしていろいろ考えました。
最近、活動も大分慣れてきて、この先、どうしようかな、と。こないだも書いたんだけど、無難に時間をやり過ごそうと思ったら、いくらでもできる。私がいなくっても、彼らなりに工夫して、仕事も回ってはいるから、困っているという現場でもない。でも、だからと言って、現場でブルキナベができることをやっても仕方がないし、適当にすごしても何も変わらない。変えるのがいいかといえば、そうでもないけど、何かをしないと意味がない。どうしたらいいかな〜?悶々と考えちゃいます。
職種柄、なかなか村に出て活動!とかは難しいんだけど、考えようによっては、自分からブルキナベに混ざっていって、日本のちょっとした文化を伝えたりするするだけでも、日本をまったく知らないブルキナベにとっては、十分「国際交流」になる。少なくても、肌が「黒くない」外国人に触れるだけでも、子供たちにはすごいことなんだって思う。私の何かちょっとした工夫で、活動にもいろいろプラスして何かができるに違いない・・・。そんなことも考えます。
今回笑顔で帰った先輩たち。2年間の活動で、きっと悩んだこともいっぱいあったんだろうな、と。日本に帰りたいって思ったこともあるって聞くし、みんな、同じように不便な生活でブルキナベにまみれて、悩んで悩んで、その中で自分の活動をしていったんだろうな〜と思うと、なんだかじいんとするものがあります。結果が出たとか意義があったとか、誰がどう評価するかとかって、一概にどうこう言えないけど、2年後に、現場に何かしらを残すこと、ボランティアとしても何かを成し遂げること。そして今後につなげられる何かを持って帰れたらいいな、と思いました。
また、専門家の方たちと話すのもすごく刺激になりました。もし、今後、仕事としいまの経験をつなげていく、とか、何かを学びなおして、とか。時が来れば、何かがつながってくるのかもしれないけど、そうなるためには、今できることを一生懸命やっておくって、すごく大事だなあと思うのです。2年間の活動も語学の習得も、目的意識で変わってくるので、漠然とすごすのももったいないし。なんだか、この2年の後に何をしようか、今後がいまいち漠然としている私には、いろんなことが検討事項です。(うまくいえないんだけど。)
久々の首都。人もたくさんいて、活気があって。でも、物乞いの人も多いし、ハンディキャップの人もたくさん見かける。明るい部分も暗い部分も。普段にはない、いろんな思いが一杯詰まってました。
とてもいい週末でした。
PS:夜は、同期のおうちで、誕生日会。いっぱいしゃべって笑いました。やっぱり心おきなく同期だけで過ごすって、すごく楽しかった。
わかまり、お誕生日おめでと〜♪泊めてくれてありがとう。楽しい時間をありがとね、同期のみんな。