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8ヶ月が終わった。
みなさま、ぼんそわ。サバですか?

いやあ。なんだか最近ブログが上手くかけなくて。もうちょっとブルキナ生活を小出しに書いてもいいのかなあとか、ちゃんと考えたことをまとめたりしたりしたいなあと思いつつも、上手く言葉にできず、なんだかんだと時間だけがたっていってます。涙 なんか打開策、考えないとなあ〜。


10月からは、2ヶ月の予定でComptabitilte(財務系)の部署にいます。もう残り1週間ちょっとです。

ここは、
・Le bureau des engagements et liquidation
・Le bureau des regies de recettes 
・Le bureau du materiel 
3つの部門に分かれていて、Directeurが1名、各部にChefが1名ずつ、3人の研修生がフルタイム(一応)で働いてます。

【←研修生のヤクバくん。】





9月末までいたL'Etat Civil(戸籍関係部署)とは全然違う部署。専門的な言葉は全然わからないし、PCを使ってデータを作って仕事していたり、関わる人が増えたり。同じ市役所でも働き方とかもまったく違って、正直どうしていいかわからぬ日々でした。(今も・・・だが。汗)

【印紙を売る仲良しのリア。→】



文書整理のほうは・・・いやはや何がなんだかわからん〜!ってものが多く、難航。やはり私のフランス語が・・・と一口に弱気にまとめてもいいのですが、辞書で調べても、会計とか財務のことって、仕事の流れと言うか、そもそもその書類が何の意味があるのかとかなんなのかとか、それすらもわからなかったりする。偉い人にはあまり聞けず、研修生に助けてもらう日々。文書保存も、期間や部数を確認するんだけど、みんな言うことが違って、こうしたらいいというものが見えず、正解がない。やってもやっても文書は出てくるし、かといって、皆さんの日常業務(半分謎)を邪魔するわけにもいかずに予定も計画も立てられず、上手くいかず。なんだか、あっという間なんだか、よくわからぬまま、まとまりのないことをするだけで日にちだけが過ぎてしまいました。


業務としては、一応、目に見える部分でできるだけは書類整理はした(10月の記事)のですが、これでいいのか・・・まったくもって謎。上の人と話そうにも、私にもあちらにも、はっきりとしたゴールがないのが正直なところ。妥協案というと聞こえは悪いのだけど、今の時点でこれだけやっておこう、と言うことだけやって終わった感じです。涙



【職場のお掃除のマダム。→】




日本で仕事をしても同じことはあるのかもしれないのだけど・・・なんというか、仕事のやり方・進め方の面で行き詰った感が否めない感じでした。というのも、事例や模範的なやり方を調べるも、それをフランス語に訳して伝えても・・・はて、これでいいのだろうか。これを実行することに意義はあるのか。実行しても、やり続ける人はいるか、そもそもやり続ける意味はあるのか。続けるメリットを感じてもらえるか・・・ それを考えて、実行して、確かめようにも、ううーん、なんていっていいのかな。こっちの人たちの働き方や、そもそもの仕事の特長とか。あとは、一番大きいのは、私のモチベーションとか。(心折れやすいので〜。汗)下手に誰から何かを求められるでもなく、言われるわけでもないこともあり、本当によっぽど使命感とかやる気に満ちてないと、推し進めるのが難しい仕事だなと、感じる日々だった、です。

今日25日でブルキナに来て8ヶ月。任期の3分の1が終わった計算になります。
振り返ると反省点だらけ。「このやり方はまずかったかも」とか「あののんびりしていた時間ではこんなことができたかも」とか「この人をこんなふうに巻き込めたかも」とか。私個人の最大の弱点としての、コミュニケーション不足。言いたいことも言えないし、なかなか整理してかっちり仕事として進められなかったなあと言う思いが残ってます。ほんと、これはどこで何をしてようとも変わらないのかもだけど・・・。

残り3分の2で、いったい何をどれだけできるか、本当にわからないのですが・・・時期的にも、なんだかなあなあになってきた時期。「これは無理かも」「やっても無駄かも」なんていう、物事が冷静に見えてきたゆえに出てくる諦めもでてきた気がします。
上手くいえないのだけど、立場ゆえに、慣習がゆえに、既得権益ゆえに。そして私の力不足なゆえに。できない理由を挙げたらきりがないけど、それを裏返せば、できることもなくはない・・・とは思うんですけどね〜。
【←市長の秘書マダムのお子さんたち。】



24日。ブルキナに降り立った日です。応募した時の気持ち。せめて「何か役に立って帰ろう」っていう前向きな思いだけは忘れないようにな、と、毎月この日にちを手帳を見るたび、思いなおします。かわりばえのない日々が続くと、ついくさくさと、「早く時間経たないかな」って、時間つぶしの心理に傾いてしまいがちだけど。この国にいれる時間は決まってるので、一日一日を大事に過ごさなきゃな、と、気を引き締めた日でした。

【市役所マダムたち一同。みんなで女性団体もやってます。→】




TABASKI - 犠牲祭にお呼ばれ。
みなさま、こんばんわ。ええと、お久しぶりです。今日ももりもり食べて、元気いっぱい、いや、飲みすぎでややふらふらのOyoです。

今日は、タバスキ(犠牲祭)でした。ラマダン(断食月)が明けて一ヶ月と十日後、イスラム暦の十一月十日に行われる祭りとのことで、「羊祭り」とも呼ばれます。ラマダン(断食)明けのお祭りに並ぶ、大きなお祭りで、ここブルキナでは昨日は7時〜14時のイレギュラー勤務、今日は祝日でした。

旧約聖書の、アブラハムが信仰の証として最愛の息子を神の生け贄に捧げようとした故事にならって、一家の家長たるものは、その資金力に応じて、羊を最低一頭は殺して神に捧げなくてはならない。それがイスラム教徒である家長としてのつとめであるそうです。昨日まで、町の色んなところで羊さんたちが集められ、売られておりました。めえめえなくその光景は、なんだかドナドナ・羊バージョンみたいで、ちょっと悲しくもありました。

で!タバスキ当日。ラマダン明けのお祭りは、旅行中で逃してしまったザンネンなおいらでしたので、本日は気張って、ムズリモン(イスラム教徒)の同僚・カリファ氏のおうちに出かけてきました♪

朝の9時のお祈りの後から羊を屠りはじめるとのことで、8時半過ぎカリファのおうちへお邪魔すると・・・いつもと違ってしっかりイスラム教徒の服装をしたカリファが!(写真は取らなかったのが残念。)「すぐ帰ってくるよ〜」と、まあ、いつも通り「すぐ」じゃなかったのですが、男たちだけがお祈りに出かけ、女子たちは、なんだか普通にお料理の準備。何かお手伝いを・・・と申し出てみたのですが、「とにかく座って、ネスカフェでも飲んでて!」と、すでにお客様モード全開。この国でお呼ばれされると、めちゃくちゃもてなされ、ひたすらお客様です。ちょっと居心地が悪いけど、とりあえず、カリファが帰ってくるのを待ちつつ、のんびり。テレビを見ていても、「タバスキおめでとう!」みたいな番組がひたすら流れていました。

めえめえ声がするので、ふと外を見ると・・・本日の生贄になるらしき羊さん発見!ころっと太っていて、なかなか立派な羊さん。どうやら、お値段3万フランらしいです。こちらの方たちの月給を考えると・・・かなりのお値段です。それだけでも、今日が特別な日なんだなあと感じます。

さて。カリファが帰り、いよいよタバスキ開始!神聖で厳かな感じなのかしら〜と見ていたのですが、なんと言うか・・・ふつー!お祈りをするでもなく、家族が集まって何かの儀式があるでもなく、ふつーに羊ちゃんが連れられてきて、さくっと屠られていきました。ここからは、ちょっと恐いですが、お写真でご紹介。

 
羊さん、連れられてきた。最初は暴れてましたが、すぐおとなしくなりました。運命を知っていたのでしょうか・・・。庭に掘られた穴の横に連れられていきます。

 
鋭利なナイフで、喉をざくっと。血がぼたぼたとでてくるので、それはすべて穴に入れます。(血は何かに使うのかと思いきや、そのまま埋めてました。)気管も切られて洗われているのですが、まだ羊さん、動いていらっしゃり・・・・思わず手を合わせてしまいました。なむ〜。

  
鉄板に載せられ、鋭利なナイフで皮をはいでいきます。血も出ることもなく、すごく手際がよくて・・・まるで洋服を脱がせているようでした。(プロの人らしい人が担当。こっちでは、家畜を屠るのは、男性のみ。)日本だったら「見ちゃだめ!」みたいな光景ですが、子供たちはすっかり見慣れているみたい。きっと彼も大きくなったら、きれいにさばけるようになるんだろうなあ。

 
すっかり皮を剥ぎ終わり、今度は内臓の処理。実ははじめてみたんですが・・・思わずきれいだね〜って言ってしまうほど、内蔵がきっちり入っていました。教科書みたいな、本当にきれいにきっちりと。男の人たちは「これが肺、肝臓、胃、すい臓、小腸、大腸、・・・・」きちんと説明してくれて、きれいにばらしていきました。(ちょっと写真ぐろくてごめんなさい。でも、あえて載せてみます。)

  
不思議と恐くはなくて、さっきまで生きていた羊さんの命を頂戴しているんだなあ、いつも食べているお肉は、こうしてばらしていただいているんだな、って、本当にありがたく感じました。

こうして羊さんは、すっかり解体され、すぐにお料理されていきました。1つの臓器だけ捨てて(苦いそうです。何だったんだろう?膵臓、かな?)、胃や大腸からはいらないものは出してきれいに洗い、すべて料理。頭も煮込んで食べるんだって。「何一つ無駄にはしない」って、みんな何度も言ってましたが・・・ええ、膵臓、ポイ捨て。胃の中や大腸のものも、道路にポイ捨てして、水で洗浄。どうなんよ、これ?

ええと、これは羊さんの大事な部分。きれいに毛をそって、ここもきっちりお料理してました。(よく焼いてました。食べたら、思いのほかやわらかくておいしかったです。笑))







これは肺と肝臓を油と塩とマジーで炒めたもの。お肉は焼いたりゆでたりで、いろんな料理になりました。炊いたお米は8キロ!解体は男性の仕事ですが、料理はすべて女性のお仕事。すべて炭火での調理。本当にお疲れ様です。
  

ブルキナでは、家族内でも宗教は入り混じっていて、比較的自由な雰囲気。イスラムのお祭りなのに、しっかり冷えたビールやワインも出てきました。ポップコーンやえびせんみたいなおやつ、ジュースやゾムコムやら・・・いや、ほんと、ごちそうさまです・・・。でも、だからといって、乳児にも飲まさせることはないと思われるのですが〜。(明らかに、子供、酔っ払い。)
 
ご馳走を食べている間、色んな人が入れ替わり立ち代りやってきて。ううーん、ひたすら挨拶をして、食べたって感じかな。(意外と祈るとか、踊るとかはあまりなかった。結構地味め?)タバスキは知り合い近所含め、みんなで食べ物を分け合いますが、私みたいな外国人にもしっかり振舞っていただいて、感謝感激。命の大切さにも触れ、とてもいい休日でした。BON TABASKI!
SIAOの週末
ぼんじゅ〜。みなさま、さばですか?
雨季が終わり、乾季バリの暑さのブルキナです。さばじゃない・・・。

最近も、相変わらず定時にしっかり役所づとめのOyoですが、10月の最終週末はちょっと楽しみなことがありました。

それは、SIAO(Le Salon International de l'Artisanat de Ouagadougou)。これは2年に1度のアフリカ国際民芸市で、30万人くらいの人が来る大規模のイベントです。
 
JICAも出展していて、隊員がかかわっている製作物の販売や、環境啓発などを行っています。ブースは、とってもきれいに飾り付けされていて、関係隊員は、ローテーションで販売をしたり、合間にゴミ拾いの啓発活動をしたり。企画から実行は大変だったかと。本当にお疲れ様です♪
  
 

ブルキナファソだけではなく、近隣の国からの出展もあり、普段は見ることのないほどの素敵な品物の数々。ついお金をいっぱい使いそうな魅惑的なものばかりでした。
     

私の目的は・・・完全にお買い物だったのですが、環境隊員の方が中心になって行っている、場内のゴミ拾い啓発活動にももちょろっとお手伝いさせていただいたりして。なかなか楽しかったです。






夜になると、なんだか雰囲気は日本の夏祭りみたい。暑さとか、歩きつかれたけだるさとか、まさにそんな感じで、うーん、やっぱり、楽しい!
 


その後は、同期みんなでドイツ料理の店「Tamtam」へ。今日は「オクトーバーフェスト」でドイツからの生ビールが飲める日だったので、迷わずオーダー!お料理も、普段絶対食べられないソーセージとかザワークラウトとか、超豪華でした。みんなでわいわいと、本当においしかったなあ〜。
  


ご飯の後は、タクシーにぎゅうぎゅう(われわれ7人+普通のお客さん)に乗り、同期の家へ。ここでもぎゃあぎゃあと騒ぎながら、ビールを飲み、恒例のお誕生日お祝いもしたりして、他愛のない話を夜中まで。
  
次の日も、朝ゆっくり起きて、のんびりご飯食べて、ゲームしてたり、髪を切ってもらったりなんかして・・・本当に楽しかったです。わかまり、いつもながら、お世話になりました〜。
  

SIAOは、来週末までやってるみたいなので、最終日にもう一度出かけてみようと思います。